企業の成長性の計算方法について。
これに関しては長い間ピンとくる答えが出せなかったが、AIソフトを弄ってるときにふとアイディアが舞い降りた。
利益(EPS)はブレ幅が大きいから、資産面(BPS)の成長性をみれば堅いのでは?
早速みていこう。ここでは磁器ネックレスを取り扱う企業のコラントッテを取り上げる。
7792コラントッテ


時価総額128億 ネットキャッシュ32億
PER10.1倍 ROE20.8% 配当利回り3%
営利5y CAGR・予想:28.1 %
直近4年間のBPS推移 21年:251 22年306 23年362 24年453
計算はGrokに丸投げしたw
企業のBPS(1株当たり純資産)の4年間の年平均成長率(CAGR)を計算し直します。CAGRの計算式は以下の通りです:

期間:2021年~2024年(4年間)BPS推移:251円 → 453円CAGR:CAGR = \left( \frac{453}{251} \right)^{\frac{1}{4}} – 1 \approx 1.805^{0.25} – 1 \approx 0.1588 \text{(15.88%)}
Grokちゃんは優秀である。コラントッテのBPS成長率は15.8%
成長性を評価するにあたって営利ベースの28%を使うよりもBPSベースの15.8%を使う方が現実的だろう。
せっかく成長率が出せたので、この数字をピーターリンチの公式にも当てはめてみよう。
(成長性+配当利回り)/PER
この計算が1.5以上ならまずまず、2を超えたら最高だ!という基準となる。
コラントッテの場合は、
(15.8+3)10.1=1.86
2こそ超えないがそこそこ有力…といった感じだろうか。(ちなみにネットキャッシュを加味した修正PERで考えると2.19となるが、リンチはそうはかいてなかったのでズルはやめておこう)
他にも何銘柄かBPSベースでの計算をしてみたが、肌感としても悪くない印象だ。参考までに(直近4年分のBPSでそれぞれ計算している)
トレンダーズ→9.32%
伊豆シャボテンリゾート→12.37%
スターツ出版→16.6%
エスケイジャパン→10.18%
思った以上に綺麗な数字が出てくれた印象だ。しばらくはこの計算式も武器として使って行きたいと思う。